イベント 第44331号
2022.9.3発行

旧 藝大寮活用プロジェクトで、9月は連続イベントを開催します!

「旧 藝大寮活用プロジェクト」って?

松戸市新松戸にある、東京藝術大学(以下、藝大)の学生寮「国際交流会館」。
留学生の学生寮として使われていた建物です。
設備の老朽化やコロナウィルスの流行による留学生数の減少などから、今年の3月に閉寮となりました。

この場所の新しい利用方法を探っていく取り組みを、今年度、omusubi不動産で手がけています。

藝大の寮として、アーティストの卵を受け入れてきた場所であること。
様々な文化を持つ多国籍な若者が暮らし、交流をしてきた場所であること。
そういった文脈を辿りながら、
松戸や藝大にゆかりのあるアーティストと、お試しで滞在や活動を始めています。

実際にこの場所を使ってみることで、
新しい人々が集い、文化芸術を通して新しい広がりが生まれてくる可能性を探る試みです。

*期間は2022年10月末までの予定で、以降の運用については現時点で未定です
*omusubi不動産は大学からの依頼で調査業務を行っており、プロジェクト期間中も建物の所有は東京藝大学となります

テストイベントを開催します!

「使ってみなきゃわからない!」
ということで、滞在しているアーティストやクリエイターの方とコラボレーションし、テストイベントを実施していきます。

イベント企画・参加アーティストの紹介などは、
松戸駅前に拠点を置く、アーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」に協力をいただいています。

  • 参加型のアート/演劇ワークショップ
  • トークイベント
  • 作品展示/インスタレーション

などを9月の週末を中心に予定しています。
こういったイベントを通して、様々な方に藝大寮を知ってもらい、今後の可能性を広げていけたらと思っています。
各日程のイベント詳細をご覧の上、ぜひお越しください◎


9/4(日)一般公開演劇ワークショップ『芸大寮最後の夜』 

松戸市を拠点に活動する演出家の岩澤哲野、アーティストの加藤康司の共同企画による一般公開型の演劇ワークショップ『芸大寮最後の夜』を実施します。
この企画は、かつて学生寮として賑わっていた面影に思いを馳せ、言葉や身体を使ってパフォーマンスを行うワークショプです。
特別ゲストに俳優・パフォーマーの石原朋香、松﨑義邦を迎え、会場に設置された舞台環境の中で稽古から実演までを参加者みんなで実験的に体験します。
演劇や表現することに興味がある方など、経験問わず大歓迎です。鑑賞のみももちろん可能です。
皆様のご参加お待ちしております!

◉概要

・日時 
2022年9月4日(日) 17:00~19:00
・場所 
千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館
2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)
・参加費:無料
・定員:6〜7名程度 
 *要予約・定員に達し次第受付終了。定員に空きがある場合は当日受付可能
・対象 
高校生以上。
演劇経験有無は問わず、演劇に興味がある方、言葉や身体(からだ)を通じて表現に興味がある方。
・申し込み方法
以下の応募フォームより必要事項をご記入の上ご予約ください。
https://forms.gle/khHm4d3DDJCemykx5

・当日のタイムライン
17:00 〜 18:15 ワークショップ体験
18:15 〜 18:30 実演
18:30 〜 19:00 振り返り

・Facebookイベントページはこちら

◉プロフィール
進行、監修
岩澤哲野

theater apartment complex libido:代表。演出家。1990年、千葉県松戸市生まれ、在住。
既存の文学作品を中心に創作活動を展開。これまでの演出作品に『ロング・グッドバイ』(テネシー・ウィリアムズ)、『象』(別役実)、『青い鳥』(モーリス・メーテルリンク)、『呉将軍の足の爪』(パク・ジョヨル)、原案として「イソップ寓話」や落語の「たちぎれ線香」、筒井康隆「最後の喫煙者」を元にした作品などがある。

特別参加ゲスト
石原朋香

1996年東京都生まれ。俳優・パフォーマー。
2022年、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻を修了。ロロ、青年団リンクやしゃご、かまどキッチンほか演劇に俳優として出演。その傍ら、自らが演者と構成・振付・演出を兼ねたパフォーマンス作品を発表している。主な発表に『ガラスの音、まくの中、消えてはうかぶキャンパー』(DANCE×SCRUM!!!2020/あうるすぽっと)、『オン・ザ・ウェイ・ホーム』(仲町の家)など。
松﨑義邦
1994年生まれ。島根県出身。俳優。2015年より東京デスロックに参加。俳優としての活動の他、こどもを対象に実施する演劇を使ったコミュニケーションワークショップのファシリテーターとしても活動している。主な外部出演作品は、かまどキッチン『海2』、趣向『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』など。

舞台美術
加藤康司

1994年生まれ、アーティスト。
東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻修了。行き止まりスタジオ主宰。PARADISE AIRコーディネーター。主な展示に、「空想紀行」 AI KOKO GALLERY(東京)、「For Whom We Fight ”A面” / “B面”」gallery G / THE POOL(広島)、「地に結ばれたる者」北千住BUoY(東京)、「Barrak: survibes Bangkok Biennial 2018」ホワイトライン(バンコク)など。

音響
梅原徹

1996年神奈川県生まれ。音楽家/美術家。
都市・環境のリサーチやフィールドワークを通した音響作品の制作を行っている。また、映像やダンス作品の劇伴制作、海外レーベルからのアルバムリリースやミックスの提供など活動分野は多岐にわたる。
ドイツ/デュッセルドルフでの在住経験を経て、2018年横浜国立大学理工学部卒業。2020年東京藝術大学大学院美術研究科修了。主な活動として「BankART AIR 2015」(BankART StudioNYK, 横浜, 2015)、個展「召喚の作法」(HAGISO, 谷中, 2021)、「KAWAKYU ART EXHIBITION 2022」(ホテル川久, 南紀白浜, 2022)への参加など、近年はレジデンスを通した制作を中心に活動を展開している。

制作補助
室津日向子

2000年生まれ。愛媛県出身。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修士課程在籍。現在は地方におけるアーティスト・イン・レジデンスの動向に関する研究活動を行いながら、展覧会プロジェクトや所属コレクティブ「わいわい ぱ~く」にてアートマネジメントを担当する。主な企画展示として、『ねえ、アカンサス』(京都、2018)、『彼らと私たちの島のこと』(京都、2021)、『砂場の埋まっている田んぼ』(京都、2021)など。


9/10(土),11(日)NORMAL展『SYNC』

SYNCでは、メンバーの持つ知見を「同期」させることを目的としています。作品形態はインスタレーションです。学生寮として使われていた一室で、映像・音楽・光の同期をお楽しみください。活動開始以来初の個展となります。

◉概要

・日時
2022年9月10日(土) 、11日(日) 10:00-17:00
会場
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館
夫婦棟 314号室(門入って正面の建物の3階まで階段上がってすぐそこです!)
(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)
参加費:無料
・定員(最大同時入室人数):4名程度

・予約方法

https://forms.gle/qsWeNhjk821A2quc9
(当日の参加も可能ですが、一度に入れる人数が決まっておりますのでお待ちしていただく場合がございます。)
お問い合わせ
InstagramアカウントのDMよりお願いします @after.normal

メンバー
ディレクター 尾藤直哉
ハードウェア 葛西柊摩
ソフトウェア 三山貴也
ミュージック 筒井太一
イラスト   小林結萌
アシスタント 田中直希

・Facebookイベントページはこちら


9/11(日)作品展示『214号室 バルサン焚いてます。』

◉概要

・日時
2022年9月11日(日) 
・会場
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館
214号室前 *中に入ることはできません
(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)
・参加費:無料
・申し込み:不要

◉展示アーティスト
mô’sR (松戸次郎 + Hana Yamamoto)


9/11(日)トーク『ドクメンタ15 報告会

5年に一度開催される、世界最大規模の現代アートの祭典「ドクメンタ」。
15回目となる今回は、ドクメンタ史上初めてアジア出身のアート・コレクティブが芸術監督に選ばれ、これまでにない芸術祭の形で注目を集めています。
建築専門のウェブマガジン『建築討論』取材のために訪れた山川陸、大学が参画するプログラムの参加アーティストとして訪れた加藤康司が、この夏にカッセルで得た経験を異なる視点から語りつくします。

登壇者:山川陸、加藤康司
モデレーター:森純平

◉概要

・日時
2022年9月11日(日) 15:00-17:00
・会場
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館
2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)
・参加費:無料
・定員:20名程度
・申し込み:不要

◉スピーカープロフィール
山川陸
建築家。一級建築士事務所山川陸設計代表。1990年生まれ。
2013年 東京藝術大学美術学部建築科卒業。松島潤平建築設計事務所、NPO法人モクチン企画(現名称:CHAr)、東京藝術大学美術学部教育研究助手を経て独立。ツアーパフォーマンス形式の『Sand (a)isles』(2019)、『三度、参る』(2020)、『Lines and Around Lines』(2022)の発表、フェスティバルや舞台作品のセノグラフィー、ラーニングコレクティブのプログラムマネージメント(RAU, 2020-)、相談所の運営(SNZ, 2021-)など、アーキテクチャの設計に取り組む。

加藤康司
1994年生まれ、アーティスト。東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻修了。行き止まりスタジオ主宰。PARADISE AIRコーディネーター。主な展示に、「空想紀行」 AI KOKO GALLERY(東京)、「For Whom We Fight ”A面” / “B面”」gallery G / THE POOL(広島)、「地に結ばれたる者」北千住BUoY(東京)、「Barrak: survibes Bangkok Biennial 2018」ホワイトライン(バンコク)など。

森純平
1985年生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。
在学時より建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。今まで400組以上のアーティストが街に滞在している。
主な活動に遠野オフキャンパス (2015-)、ラーニングをテーマとした「八戸市美術館(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2021)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017-2022)。たいけん美じゅつ場VIVA基本設計/ディレクター(2019-) 有楽町アーバニズムYAU(2022-)、「SOUDAN」SNZ。


9/25(日)ワークショップ『ふうせん屋さん』

元芸大寮の庭に、1日限りのふうせん屋さんが現れます。
庭ではふうせんのワークショップや突然はじまるパフォーマンスなど、さまざまなことが起こる予定…!
ちょっと変わったふうせん屋さんに、会いに来てみませんか?

◉概要

・日時
2022年9月25日(日) 11:00-16:00
※荒天の場合は中止になる可能性があります
・会場
〒270-0034
千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館 庭スペース

・参加費:無料
・定員:40名程度(風船がなくなり次第終了)
・申し込み:不要、出入り自由

・企画・ワークショップファシリテーター:村上愛佳
パフォーマー:勝俣比加里、坂西吾郁


9/25(日)トークイベント『地域とアートをつなぐ企業のあり方
-大阪ガス扇町ミュージアムスクエアからひも解く、遊休不動産と芸術-』

大阪ガスの遊休不動産を活用した劇場「扇町ミュージアムスクエア」の運営に関わった吉田和睦氏の話をきっかけに、芸術文化施設がまちに与える影響や可能性、それを広げていく地域企業のあり方について考え、藝大寮と地域の関係性を探ります。

◉概要

・日時 
2022年9月25日(日) 18:00~19:30
・場所 
千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館
2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)
・参加費:無料
・定員:20名程度 
*要予約・定員に達し次第受付終了。定員に空きがある場合は当日受付可能

・申し込み方法
以下Peatixからお申し込みをお願いいたします。
https://peatix.com/event/3352630

◉ゲスト
吉田和睦氏
 株式会社ナナガツ代表取締役
 ヨーロッパ企画(株式会社オポス)元代表取締役

1972年奈良県奈良市生まれ。
大学卒業後、大阪ガス株式会社に入社し、5年間家庭用ガス機器の営業部門に所属する。1999年大阪ガスグループが運営していた複合文化施設「扇町ミュージアムスクエア」に異動、2003年の閉館までスタッフをつとめ、演劇公演や映画イベントなどの制作を行う。
2004年に大阪ガスを退社後、株式会社アミューズに入社、ローカルコンテンツの企画開発を行う。2006年に劇団ヨーロッパ企画をマネジメントする株式会社オポスを設立。2022年に株式会社オポスを退社し、株式会社ナナガツを設立。

10/1(土)〜7(金) 展覧会『夕日が落ちて石になるまでの3分間』

「人・からだ」をテーマに活動しているアーティスト守下彩恵による個展を開催します。本展では絵画や立体を中心としたインスタレーション作品を展示します。

アーティスト・メッセージ
「海ぽちゃした夕日が大きな石に見えたとき、またいつか必ず会えるなら、これほど長い時間見つめていたいとおもうだろうか。」

◉概要

・日程
10/1 (土)〜7 (金)  11:00 〜 19:00
(事前予約制)
・会場:
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館 2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)

・ご予約:
前日までに、以下URLから申し込みください
https://forms.gle/EGvtf4rXTR2gtRCn7
直前での問い合わせは
メール s1221519@fa.geidai.ac.jp か
電話 080-4528-5290 (守下)までご連絡ください

◉展示アーティスト
守下彩恵
アーティスト。東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻在籍。


10/16(日)、22(土)、30日(日)週間かまどキッチン

かまどキッチンが滞在中(!?)の東京藝術大学の、かつて使われていた寮から一週間ずつお送りする新企画‼︎
かまどキッチンのメンバーそれぞれの特技と専門を活かした企画を編集長 佃直哉の提供でお送りします。
かまどキッチンの新境地、是非お越しください!

◉概要

16日(日)《坂田機械企画》ライブペイント♯02

福島県大熊町で実施したライブペイントから少し経ち、新たなアナログ表現を模索する坂田機械のライブペイント企画。様々な描画技術で彩られる作品をお楽しみください!

・日程
2022年10月16日(日) 13:00-16:00
・会場:
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館庭スペース
(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)
・入場無料、予約不要

22日(土)《おにぎり海人企画》
横浜ダンスコレクション2022 コンペティションⅡ 参加作品 「ボディジャック」 公開クリエイション

おにぎり海人が主宰するコンテンポラリーダンス企画「オドリバ」から生まれたダンス作品が、横浜ダンスコレクション2022 コンペティションⅡ に選出。作品を振付した秋田乃梨子さんと出演の石山樹野さんを迎えて、充実の照明と音響でコンテンポラリーダンスの公開クリエイションを実施!

・日程
2022年10月22日(土)
14:00開始の回/17:00開始の回

・会場:
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館 2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)
(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)

・料金:入場 500円
・要予約:予約はこちら

③《児玉健吾 企画》『限定復活‼︎cafe「ほんとはね…」』

好評を博した前回から少し経ち第二回、限定復活! 
本企画では、SNSでしか話せないような現代演劇や創作環境に関する課題、展望をテーマにし、トークとして深めていきます。
トーク終了後は来てくださったお客さんを含めた参加者とのワールドカフェを行い、よりみなさん自身の話として話題を深めていきます。今回のテーマは『演劇活動継続』です。

・日程  *団体の都合により延期となりました(10/29追記)
2022年10月30日(日)
13:00開始の回/18:00開始の回


・会場:
〒270-0034 千葉県松戸市新松戸7丁目376 東京芸術大学 国際交流会館 2階 ラウンジ / ワークショップスペース(旧:多目的室)(https://goo.gl/maps/Rf7e4BaEDQzVgquP9)

・料金:ワンドリンク制(500円・要予約)
・要予約:ご予約はこちら

●各企画について詳細はかまどキッチンWEBページからご確認ください。