おむすびマガジン 第3382号
2015.4.13発行

目指せ!プチ自給自足な暮らし。田んぼダイアリー 1粒目「荒起し」

こんにちは。omusubi不動産の殿塚です。

僕たち、omusubi不動産は「おこめをつくる不動産屋」と自分たちのことを言っています。そのワリには田んぼのご紹介が少ないので、今年は田んぼの1年間の作業を不定期に発信していきたいと思います。

自給自足できるライフスタイルを目指して

14204337865_47af6eb857_z「おこめをつくる不動産屋」

わざわざこんなことを自称しなくても、もっと地方の田舎に行けば、不動産屋だけでなく「自分の仕事×田んぼをする人」というのは当たり前のようにいらっしゃると思います。

ですが、東京まで電車で30分圏内のTHEベッドタウン千葉県松戸市で育った僕には、そんな生き方がとってもかっこ良く見えるし、自分もそうなりたいなと憧れています。

不動産屋としての僕らは古民家や団地などのレトロな建物をDIY・改装可能な賃貸物件としてお取り扱いしていますが、田んぼをやるのも、DIYワークショップをやるのも、根本にあるのは「暮らしを地域の人と手づくりする生き方」が実現できたらいいなあと思っているからです。

僕達が借りている田んぼの紹介

田んぼは千葉県白井市神々廻(ししば)というところにあります。広さは2枚で1反あります。

松戸市の八柱から車で40分くらい。白井市民プールのちょうど目の前にあります。プールがある以外はあたり一面、森に囲まれていて、朝型には白鷺が春にはウグイスが鳴く自然豊かな場所です。神々廻という名前の由来もわかる気がします。ちなみに夏は水着のギャルがワンサカいて賑やかです!

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こんな感じの場所です。

最近、田んぼの目の前の空き地にたくさんのソーラーパネルが設置され、個人的には自給自足の暮らしの聖地になっているなあと勝手に妄想しています。

農作業は白井市の農家のきいちさんという方にお世話になっています。

田んぼは今年で4年目になりますが、年数を重ねるごとに自然の強さと寛容さ、そして何よりそうした自然に寄り添い、しなやかに生きている農家のきいちさんの凄さを感じます。

そんなきいちさんに今年もお世話になりながら、自然の強さを目の当たりにしつつ、それでも育つ生命力を持っている稲に感謝をして、今年のおこめづくりはスタートします!

最初の作業は荒起しです!

さてさて、そんな田んぼ作業の一発目は荒起しです。

稲を刈ってからそのままになっていた田んぼをトラクターでならして、雑草などの草を混ぜ込む作業です。
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田んぼはこんな感じになっています。

順番としては、まず去年刈ったまま放ったらかしていた稲わらをどけます。
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こうした固まりがたくさんあるので、畦に除けます。

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途中、ネズミがいました。かつての田んぼメンバーのアオイちゃんによると、日本一小さいカヤネズミではないかとのことです。巣をどけてしまって悪かったかなあと思ったのですが、どこにでも巣を作れるネズミちゃんみたいなので一安心です。

稲わらや大きな雑草が撮り終わったらトラクターの出番です。
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こんな感じでゆっくり、田んぼをうなっていきます。(耕すことを「うなる」といいます。)

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ちょっとわかりづらいですが、荒起しが終わると枯れ葉だらけだった田んぼが土の姿になっていきます。

荒起しは様子を見てあと1回やります。

それまでに畦づくり、代掻きといった作業もありますが、それはまた次の機会に!

ともかく、今年もようやくスタートした田んぼ!まずは無事に5/17の田植えが迎えられますようスタッフ一同準備を進めていきますので、ご興味がある方、是非田んぼに遊びに来てください。

今年の田植え情報はこちらでご覧ください!
green drinks 松戸vol.33「おむすび米をつくろう!田植えキャンプ!」