おむすびマガジン 第24903号
2020.4.7発行

【その壱】オンライン不動産屋 スタートします。

omusubi不動産の殿塚です。

2020年4月7日現在、コロナウイルスが及ぼす影響は、僕たち不動産屋の仕事にも現れています。

まずはお客様とスタッフに対して防衛的な対応をするのが精一杯でしたが、長引くことも想定して、この状況下だからこそできる新しいチャレンジをしていきたい。それがコロナウイルスが落ち着いたあとに、よりパワーアップすることにつながるんじゃないかと思っています!

そこで、
①不動産屋としてチャレンジしていくこと【その壱】
②入居者さんや関係者のみなさんと一緒にチャレンジしていきたいこと【その弐】
の2つにチャレンジしよう思います。


【その壱】オンライン不動産屋 スタートします。

 

僕らは「リアルな場所」を提供することが一番のお仕事です。

対面で会うことができなくなってしまうと、数々の物件を見て頂くこともできなくなってしまいます。実際に内覧や契約のキャンセルが相次いでいます。

そこで、オンライン不動産屋を始めることにしました。

実際に場所を訪れなくても、そこにいる空気感をできるだけ感じて頂けるよう物件をご紹介し、ご契約からお引渡しまでオンライン・非対面で行います。

  • 1、You Tubeへの物件動画をアップ
  • 2、内覧・相談をTV電話で受付
  • 3、契約のオンライン化
  • 4、宅配・現地キーパスワードによる鍵のお渡し

の4つのステップを行うことで、オンライン不動産屋は可能になります。

1、 YouTubeに物件動画アップします。

実は何年か前からテスト的にomusubiのYouTubeチャンネルがありました。(omusubi不動産のyoutubeチャンネルはこちら )

随時、物件の動画を撮ってアップしていく予定で、写真<動画≦現場の情報がこれで伝わるといいなと思っています。やりながらアップデートしていく予定です。

既に掲載されている物件はこちら!

2、内覧・相談をTV電話で受付

予約制でお客様が利用可能なTV電話ツール(zoom等)を使い、オンラインによる物件の現地案内、相談を行います。

物件だけでなく街の案内も徐々に増やしていきます。幸い物件の徒歩圏に住んでいるスタッフも多いため、現地でTV電話をつなぎながら内覧もできます。

「あ、すみません、窓からの景色見せてもらえますか?」
「そのキッチンの棚の中ってどんな感じですか?」
「この壁って棚打てたりしますか?」

という雰囲気を伝えたり、具体的な質問へのお答えもオンラインで可能な限り伝えていこうと思っています。

3、契約のオンライン化
  • 不動産の法律上で可能な書類は電子契約を利用。
  • どうしても紙で必要な契約書はデータ送付or事前郵送。
  • TV電話をつないでご契約の説明

国土交通省のIT重説ガイドラインを基本に、オンラインでのご契約手続きを可能にします。

4、宅配・現地キーパスワードによる鍵のお渡し
  • 宅配、スマートキー、現地キーボックスによる鍵の引き渡しを行います。

これにより、ご来店頂かなくても鍵をお渡しすることが可能です。

オンライン不動産屋をやることへの気持ち。

もちろん、これにはとても葛藤があります。
不動産は日常的に関わる場所であり、かかる金額も小さくありません。

そのため現場に触れていただいて納得して頂くことはとても大事です。

オンラインだけで物件を見てどこまでお客様が安心して物件を決めて頂けるかは僕たちもわかりません。

やっぱり現地を見るのが一番という気持ちは、正直自分の中にもまだまだあります。

何よりも直接お会いしながら会話をすることで、顔が見える関係を築くことをとても大切に想う気持ちは変わりません。

一方で遠方のお客様とTV電話をつないで内覧をしたり、物件情報を動画にしてアップしたり、TV電話を通じて契約を交わすことは、個別にご相談を頂いた場合に限りこれまでもやってきました。

なので、今までやってきたことをもう一歩進めて、オンライン不動産屋にチャレンジします。

この状況下で移動がちょっと心配な方や、時間が合わなかったりや距離が遠い方でも物件を見て頂けたり、対面でやらないといけなかった契約をご自宅でできるようになるなど、もっとライトにフドウサンに触れて頂ける機会になれば嬉しいです。

今、僕らの周りにいる事業者のみなさんも、それぞれの立場でこの状況にチャレンジしています。

きっとそれが積み重なってイノベーションが起こると信じているし、そんな未来に実は少しワクワクもしています(いや、まじでめっちゃ大変だけど笑)

僕らもそのイノベーションを起こす分子のひとつになるべく、新しいフドウサン屋のあり方が提示できるようつとめていきます。

行き届かないところもあると思いますが、日々改善をして良いものにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。