おむすびマガジン 第17196号
2018.11.17発行

まるでタイムスリップしたような巨大クリエイティブスペース!「せんぱく工舎」(松戸市八柱エリア)

2018年7月、私たちomusubi不動産が拠点を構える千葉県松戸市の八柱エリアに、ついにクリエイティブスペース兼シェアアトリエ「せんぱく工舎」をオープンしました。

1Fの外観は、深い海を思わせるようなブルーの外壁と、柿の木がシンボルの広い庭にはウッドデッキが並びます。2Fへ上がると、まるでタイムスリップしたかのような趣のある建物。 そんな素敵な物件と、そこ集う個性溢れるクリエイターのみなさんをご紹介させていただきます。

八柱エリアがますます面白い場所になってきましたよ〜!

■もともとは船舶装備会社の大型社宅
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「せんぱく工舎」は、昭和35年に建てられた神戸船舶装備株式会社の社宅でした。 約60年前に船を作る人たちが暮らしたこの建物は、古いながらも木造ならではの趣があります。

元々omusubi不動産の殿塚がこのあたりをランニングしていて、ふと目に止まったのが築年数がだいぶ経過した木造社宅でした。これを見た殿塚が「なにこれすごいカッコいい」と、所有者であるオーナーさんに連絡し、「地域に開かれたスペースとして是非活用させて欲しいです!中は自分たちで直すので全部このままで良いです!」とアプローチしたのがきっかけ。

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神戸船舶装備株式会社のご協力の元、当時の貴重な造りと年数を重ねた魅力に惹かれたomusubi不動産が一棟まるまるお借りして、若手クリエイター中心の拠点として運営していくことになりました。

とはいえ、昭和35年に建てられた社宅。再び人が集まる場所に蘇らせるために、入居者のみなさんと作りあげていった様子を少しだけご紹介します。

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もともとは当時のまま、ほとんど手付かずの状態でした。外装などの大きな工事を行ったあと、入居者のみなさんと床貼り、天井塗装、柵作り……と丁寧に、一歩ずつ。

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床貼りに使用する木材をノコギリで整形したり……

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ひたすら天井の塗装を行ったり……

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庭に柵を建てたり…… 作業のあとはみんなで食事にいったりなど達成感を味わいました。

■クリエイターの手で生まれ変わるアトリエと地域に広がるコミュニティ
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2018年7月に無事グランドオープンを迎え、多くの人が集まる場所へ生まれ変わりました。1階は地域に開かれたショップやカフェ、2階はアーティストや作家さんのアトリエとして活用されることを目指し、2018年11月現在12のお店やクリエイターさんが入居いただいております。

グランドオープンから4ヶ月※経った今、「せんぱく工舎」でおもしろい化学反応が起こりつつあります。※記事公開当時

■入居クリエイター紹介 ※2018年11月現在
<1F>お店
a号室:レトロサイクル&キッチン(カフェ/国産ビンテージ自転車の販売修理)
b号室:俵珈琲(エスプレッソをメインにしたカフェ)
c号室:星子スコーン(スコーンをメインにしたカフェ)
d号室:せんぱくBookbase(新刊古書店)
e号室:近日バルオープン予定!

<2F>アトリエ
3号室:あみぐるみpechka(編みぐるみ)
5号室:つなぐデザインオフィス(建築)
6号室:久芳 真純(アーティスト)
7号室:青山ゆういち(イラストレーター)
8号室:STAG(建築)
10号室:atelier olive(フランス額装)

入居いただいたクリエイターさんの個々の活動はもちろんのこと(こちらは書ききれないので、今回はせんぱく工舎全体の魅力の紹介に絞りますね)、 この大きな物件だからこそ、多種多様なクリエイターが集まります。それぞれの創造性やアイデアが刺激され、思ってもみなかった入居者同士のコラボレーションや、自発的なイベントが次々に企画されています。

2018年6月30日〜7月1日ではせんぱく工舎のグランドオープンイベントを開催。当日の様子を少しだけご紹介します。
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お天気が良い中、たくさんの方がご来場いただきました。出航式に見立てたテープカットなど、当日の詳しいレポートはこちらからご確認ください。
イベント以外でも、1Fのお店には人が集い、気持ちいい晴天の日は庭でご飯を食べたり、その横で誰かが何かを作っていたり……せんぱく工舎は少しずつ、人が集い賑わうようになってきました。

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入居者さん同士で「お酒部」や「お菓子部」などが自主的に立ち上がっていたりするようです。(楽しそう!)

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写真下に見える可愛らしいキャラクターは、入居者さんたちが考えたせんぱくのオリジナル非公式キャラクター「せんぱくま」です♪

omusubi不動産が目指す「顔が見えている人と自給自足する暮らし」のミニマムな形がここにあり、新しい可能性を感じることができる場所にせんぱく工舎は育ちつつあるように感じています。

■せんぱく工舎周辺のにぎわい
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せんぱく工舎のある千葉県松戸市八柱エリアは、都心から電車で30分ほどの場所にありながら、21世紀の森の広場や日本の道100選の「常盤平さくら通り」など、自然を感じられるスポットもたくさんあります。街には住宅が多く広がり、どこかのんびりとした空気も。

知名度は決して高くありませんが、実は屈指のオーガニックシティ。
オーガニックのレストランやカフェ、パン屋さんが各所に点在。個人の方が営む、こだわりのコーヒー店やお店が多いのも特徴のひとつです。

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八柱エリアを紹介する「やはしらトナリ※」へのリンクこちら
※八柱エリアを私たちなりに編集・発信していくページです。近日改めて皆さんにお知らせ予定です♪

「オーガニックな街でのんびり創作活動をしたい」
「顔が見えている人たちと自分たちのペースで暮らしをつくりたい」
「個性的なクリエイターさんたちと出会いたい / コラボレーションをしたい」
「DIYな街でものづくりがしたい」

そんなクリエイターの方と、この場所は相性がいいのかなと思っています。
私たちは、せんぱく工舎が若手クリエイター中心の拠点となるだけでなく、八柱地域の新しい拠点になるような場所にしたい。また、八柱というローカルなエリアからDIYカルチャーを発信する『港』のような場所にしたい。

そんな場所を一緒に育てていただける方との出会いが、この物件を通じて生まれることを期待しています!

■物件情報
せんぱく工舎では、入居者さんを募集しています!
ご興味・ご関心がある方は、ぜひ物件情報をご覧ください。
物件情報はこちら
*なお、入居に際しては企画審査があります。

(写真:加藤甫、せんぱく工舎お菓子部、omusubi不動産)